2025年秋、日本で初めての女性総理大臣が誕生しました。
SNS、つまり筆者のような一般国民の間では、
高市総理は好意的に受け入れられているように思いますし、祝福ムード一色!
と思いきや、「女の敵は女」という言葉がSNSで急上昇のワードになっていて驚いています。
女性議員や有識者が、高市総理に対して批判的なコメントをしたことがきっかけのようです。
「女の敵は女」なんて聞くと、「嫉妬」とか「女性同士の足の引っ張り合い」とか、
女のドロドロした部分が見え隠れしてる気がしますね…。
この記事では、急上昇ワード「女の敵は女」をきっかけに、高市総裁誕生から高市総理誕生にかけての、
女性政治家や有識者たちの反応をまとめてみました!

「女」とか「男」とか言ってること自体がナンセンスだとは思いつつね

くまきゅんは立場も性別もニュートラルになりつつあるのう
(この子は男の子?ボクっ娘?どっちなんじゃろう?)
▼女の敵は女?心理学と男性中心社会の視点から真の敵を考察▼
初の女性総理誕生で見えた「女の敵は女?」
なぜ「女性が女性を批判する」という構図がこれほど注目を集めたのでしょうか?
実際に発言した人物と、その発言の意図を整理してみました。

女性が総理大臣になって、女性たちが喜ぶと思ってたのに、
批判的な発言をするなんて、ちょっと怖いモフ〜
立憲民主党・蓮舫氏(参議院議員)
高市総理がトランプ米大統領と会談した際、トランプ氏に肩を引き寄せられたり、
笑顔でサムアップしたりする姿などが報じられました。
これに対し蓮舫氏は、2025年10月30日、自身のX(旧Twitter)に
「肩に腕を回されなくても。笑顔を振り向かなくても。冷静な会談はできたのでは」
と投稿し、高市総理の振る舞いを「演出的」と批判しました。
この投稿は「女性が女性を貶める」と受け取られ、SNSで「嫉妬だ」「女の敵は女だ」と炎上し、
急上昇ワード入りの直接的なきっかけとなりました。
肩に腕を回されなくても。
— れんほう🪷蓮舫🇯🇵 (@renho_sha) October 29, 2025
笑顔を振り向かなくても。
飛び跳ねなくても。
腕を組まなくても。
冷静な会談はできたのではないかな、と見えます。とても残念です。
「演出」ではなく「信頼」で成り立つ政治を求めていきたいと思っています。🕊️
社会民主党党首・福島瑞穂氏(参議院議員)
福島氏は、高市氏が自民党総裁に選出された直後である2025年10月4日に、
「全くうれしくない、極めて残念。女性なら誰でもいいわけではない」
とコメント。
総裁選出に祝意を表すこともなく、
選択的夫婦別姓制度導入に反対している高市氏に対し、「ジェンダー平等に逆行している」と批判していました。
社会学者・上野千鶴子氏
長年フェミニズムの議論を牽引してきた上野氏も、
「初の女性首相が誕生するかもしれない、と聞いてもうれしくない」
と発言。
高市氏がジェンダー平等の政策推進に積極的でないと見ており、
「女性総理の誕生=フェミニズムの勝利ではない」という立場を明確にしました。
元衆議院議員・山尾志桜里氏
一方で山尾氏は、蓮舫氏らの批判に対して、X(旧Twitter)で次のようにポスト。
高市総理に対し「媚びを売るな」の批判が散見されるけど、マジでやめてほしい
女性蔑視の常套句
リベラルを自称する方々の一部が、実は「女性応援団」ではなくて
「好みの女性応援団」であったことがばれちゃった
批判側のスタンス自体を批判しました。
高市総理に対し「媚びを売るな」の批判が散見されるけど、マジでやめてほしい。懸命に努力して成果を出した女性を何十年も貶めてきた女性蔑視の常套句じゃないですか。…
— 山尾志桜里 (@ShioriYamao) October 30, 2025
立憲民主党・辻元清美氏
辻元氏は、テレビ番組で
「唯一派閥を維持した麻生(太郎)氏と裏金議員のみこしに乗って、ガラスの天井を破ったのではないか」
とコメント。

つまり、「高市氏は、自分の実力や改革ではなく、
麻生氏や裏金問題を起こした議員たちの支え(=みこし)のおかげで
総理大臣になっただけなんじゃないの?」って言ったんじゃな。
ただし、批判の前に祝意を述べた点が、他の政治家やフェミニストと違っていました。
女性学研究科・田嶋陽子氏
田嶋氏は、高市氏が選択的夫婦別姓に反対している点から、
「国民の半分である女性の問題に背を向けている」
と批判しています。
経済政策なら「誰でも言える」と切り捨て、それよりも女性政策に注目すべきだと主張しました。
武蔵大学教授・社会学者・千田有紀氏
フェミニストや女性政治家の行動を、客観的・学術的な立場から分析・コメントしている千田氏は、
フェミニズムは、女性が「男並み」になることを求めるのではなく、社会構造自体の変化を求める思想
たんに女性の数が増えればいいというものではない
と述べた上で、福島氏や上野氏らの批判姿勢について、
フェミニストの学者、政治家、活動家の誰もが、
高市自民党総裁の選出を喜ばないどころか、批判を繰り出す急先鋒となったのは、興味深い現象
と述べています。
その上で、
「女性の総理大臣は、女性に関する政策こそをやるべきだ」と決めつけること自体、
個人を女性という属性に押し込める行為ではないか
と疑問を呈しました。
(参考記事:プレジデントウーマン)

フェミニストの人たちがどうして高市総理を叩くのかと思ってたら、
「女性政治家の数が増えればいいというものではない」からだったんだね!
まとめ
今回の女性政治家や有識者たちの反応を見ていて筆者が感じたのは、
どの人の意見も「なるほどね」と思えるところがある、ということです。
それぞれ立場や思想が違うから、言っていることも視点も微妙に違う。
でも、だからと言って「それは間違ってる!」と全否定するのはなんだか違う気がします。
正直、「それもわかるう」「そっちの意見もわかるう」と思いながら見ていました。
政治家同士だと言葉が尖ってしまったり、SNSだと批判が先に立ったりしがちですが、
攻撃的じゃなくて、柔らか〜く意見を伝え合って、もっと平和的な議論になったらいいのになぁ、
と思いました!
▼女の敵は女?心理学と男性中心社会の視点から真の敵を考察▼




