10月の自民党総裁選に出馬し、最有力候補とされている小泉進次郎氏。
ところが2025年9月26日、陣営による「ステマ疑惑」が報じられ、「総裁選辞退」がトレンド入りするほど大きな反響を呼びました。

小泉進次郎さんって、とってもカッコいいお顔なのに、どうしていつも叩かれてるモフ?
ニュースでもSNSでも、いつも注目を集めていますが、「実はプロフィールをよく知らない」「どんな経歴なんだっけ」という方も多いのではないでしょうか。
ここで一度、小泉氏の人物像を基本から振り返ってみたいと思います。。

小泉進次郎さんが政治家として何をしてきたのか。
華麗なる経歴をまとめてみよう〜
基本プロフィールと家族構成
小泉進次郎氏のことを知るために、まずは基本プロフィールと家族構成を見てみます。
基本プロフィール
好きな言葉としてあげている「有志有道」は、四字熟語の「有志有途」をもじっていると思われます。
「志を持つ人には正しい道が開ける」というような意味でしょうか。
家族構成
進次郎氏が1歳の頃に両親が離婚しましたが、父・純一郎さんが多忙だったため、進次郎氏と兄・孝太郎さんは、純一郎さんの実姉である、伯母の道子さんに育てられました。
進次郎氏は、中学2年生まで、道子さんを実のお母さんだと思っていたそうです。

基本プロフィールと家族構成だけでも情報が多いのう!

華麗なる一族モフ〜!
政治家・小泉進次郎の経歴
次に、小泉進次郎氏の大学卒業後の経歴を、時系列で見ていきます。

若いのに経歴が濃い!
前半は「反骨心のある若手」として人気、後半は「何をやっても批判される」って感じだなあ。

長くすぎて飽きたら読み飛ばしちゃえ!笑
読んでいてわからない言葉があるときは、脚注を見てね!
- 2006年
(25歳)米国コロンビア大学SIPA1修士課程修了(政治学)
米戦略国際問題研究所(CSIS)研究員 - 2007年
(26歳)父・小泉純一郎元首相の秘書となる - 2008年
(27歳)父・小泉純一郎元首相が政界引退、後継候補に指名される - 2009年
(28歳2)第45回衆議院選挙(神奈川11区)で初当選世襲批判もあったが圧勝
「スター不在の自民党の若手スター」と注目を浴びる - 2011年
(30歳)自由民主党青年局長に就任20〜40代の若手党員のリーダーに
TPP交渉3参加をめぐり党内の慎重派を批判、改革派として存在感を示す - 2012年
(31歳) - 2012年
(31歳)第46回衆議院選挙(神奈川11区)で2期目当選 - 2013年
(32歳) - 2014年
(33歳)第47回衆議院選挙(神奈川11区)で3期目当選 - 2015年
2016年自民党農林部会7長に就任農協改革を推進
- 2017年
(36歳) - 2018年
(37歳)自民党筆頭副幹事長を退任
自民党厚生労働部会9長に就任「人生100年時代構想」を提言
- 2019年
(38歳)環境大臣 兼 内閣府特命担当大臣(原子力防災)として初入閣
【第4次安倍第2次改造内閣】戦後最年少の男性閣僚
「セクシー発言」「プラスチック削減」などが失言と揶揄される - 2020年
(39歳)環境大臣 兼 内閣府特命担当大臣(原子力防災)に再任【菅義偉内閣】レジ袋の有料化
国立公園内における太陽光発電の設置規制を緩和 - 2021年
(40歳)兼 気候変動担当大臣に就任
自民党有志「選択的夫婦別氏制度を早期に実現する議員連盟」の顧問に就任
菅内閣退陣に伴い、環境相を退任
第49回衆議院選挙(神奈川11区)で5期目当選
自民党 総務会長代理に就任 - 2022年自民党神奈川県連10(自由民主党 神奈川県支部連合会)の会長に就任
自民党 国会対策委員会副委員長に就任 - 2023年10月
(42歳)衆議院 安全保障委員会11 筆頭理事に就任 - 2024年衆議院 安全保障委員長に就任
第50回衆議院選挙(神奈川11区)で6期目当選 - 2024年9月
(43歳)自民党総裁選に立候補1回目投票で議員票1位を獲得するも、党員票が伸びず、石破茂・高市早苗に敗北
- 2024年
9月〜10月自民党 選挙対策委員長に就任、約1ヶ月後に辞任石破内閣発足後の総選挙で、自民党と公明党が過半数に届かなかった責任を取る形で辞任
- 2024年11月衆議院 経済産業委員会 筆頭理事、自民党 水産総合調査会 会長、自民党 政治改革本部 事務局長に就任
- 2025年1月自民党 新しい資本主義実行本部 事務局長に就任
- 2025年5月
(44歳)農林水産大臣に就任【石破茂内閣】備蓄米の放出
- 2025年9月
(44歳)自民党総裁選に立候補

自民党なんちゃら部会とか、衆議院なんちゃら委員会とか、内閣とか大臣とか、こんがらがる〜!
政治の組織とか役職とかって、ニュースでよく聞くんだけど、実はよくわかんないモフ〜!
脚注|難しい言葉を解説

経歴のところで、よくわかんない言葉がたくさんあったモフ…

やさしく言うとこんな感じだぞい!こんな感じでわかるかな?
- SIPA(国際公共政策 大学院):大学院レベルの専門職大学院。
「学問としての政治学」でなはく「国際政治や政策を現実にどう使うか」を学ぶ場所。
↩︎ - 議員に立候補できる年齢:衆議院議員の被選挙権は25歳以上、参議院議員は30歳以上、地方議員は各自治体で少し異なる。
↩︎ - TPP(環太平洋パートナーシップ協定):太平洋を囲む国々で作る 自由貿易協定の一種。
目的は、関税や貿易障壁を減らして、モノ・サービス・投資・経済の往来をスムーズにすること。
TPP交渉:TPPに加盟する国々が 協定のルールをどうするか話し合うプロセス。
交渉次第で、輸出入のコストや国内産業の保護が変わる。
↩︎ - 郵政民営化:2005年10月に郵政民営化関連法が成立、2007年10月1日に実施され、日本郵政グループが発足したこと。
もとの郵政三事業(郵便・郵便貯金・簡易保険)を民営化し、
「日本郵政(株)」と4つの事業会社(郵便局(株)、郵便事業(株)、(株)ゆうちょ銀行、(株)かんぽ生命保険)に分かれた。
2012年10月に「郵便局(株)」と「郵便事業(株)」が統合され、「日本郵便(株)」となり、
これにより、日本郵政グループは4社体制(日本郵政(株)、日本郵便(株)、(株)ゆうちょ銀行、(株)かんぽ生命保険)となった。
↩︎ - 造反:体制に反抗して決起すること。今回の場合は、党の方針に反した投票をしたこと。
↩︎ - 大臣政務官:大臣の仕事をサポートする「補佐官」のような役職。政務を担当するランクは、大臣>副大臣>大臣政務官 の順。
↩︎ - 自民党 農林部会:農業・林業・食品産業などに関する、現場の課題や法律案、政府の施策に対する党の方針をまとめる部会。実際の法律や行政を動かすわけではなく、党の内部で政策を練るところ。
↩︎ - 自民党 筆頭 副幹事長:総裁の下に幹事長がいて、副幹事長は幹事長を補佐する役割。「筆頭」は、複数人いる副幹事長のトップで、幹事長の右腕という感じ。
↩︎ - 自民党 厚生労働部会:厚生労働省の所管分野(年金、医療、福祉、労働、雇用、介護など)の政策や法案の検討・議論をする部会。
↩︎ - 県連:県内選挙(衆議院比例区、県議会、市議会など)の選挙支援や候補者推薦、党員活動の調整を行う。中央の自民党本部と地域をつなぐ役割もある。
↩︎ - 衆議院 安全保障委員会:国会(衆議院)の常任委員会の1つ。国の安全保障や防衛政策、外交、防衛予算など、国の安全のために必要なことを、国会で詳しく話し合うところ。
↩︎
まとめ|華麗なる一族と経歴が形づくる「小泉進次郎」
小泉進次郎氏は、父は元内閣総理大臣、兄は俳優という華やかな家族に囲まれて成長し、若くして政界に入り注目を浴びてきました。
その一方で、留学経験や官僚との交流を通じて培った独自の視点を持ち、順風満帆とはいえない中でも着実にキャリアを積み重ねています。
華麗なる家族背景と濃い経歴は、彼を「ただの二世議員」ではなく、常に話題の中心にいる政治家として際立たせていると言えるでしょう。