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イタリアンブレインロットとは?子どもがハマる謎の生き物

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イタリアンブレインロットとは?子どもがハマる謎の生き物
この記事は約6分で読めます。

イタリアンブレインロットって知っていますか?

筆者は、何回聞いてもこの言葉が覚えられず、この記事を書くためにやっと覚えたところです。

イタリアンブレインロット、イタリアンブレインロット…。

筆者の家に…いるんです。こやつらが…。

イタリアン・ブレイン・ロットとは

最近、子どもたちの間で話題になっている「イタリアン・ブレイン・ロット」。

名前だけ聞くと「イタリアの…え、なに?」と思いますが、
「イタリアン・ブレイン・ロット」は、AIが生み出した奇妙でカオスなキャラクター文化のことです。

🌀 「脳が腐るほどクセになる」インターネットミーム

「イタリアン・ブレイン・ロット(Italian Brain Rot)」とは、
AIが作り出した不思議なキャラクターたちにイタリア語っぽい名前をつけて楽しむ、
TikTok発のミーム(ネット上の流行)です。

「Brain rot」は英語で「脳の腐敗」というスラング。

もともとは「意味のない低品質な動画ばかり見て頭がボーッとする」ような状態を指します。

そこに「イタリアン」がつくことで、「イタリア語っぽくて、頭がおかしくなるほどクセになるコンテンツ」というニュアンスになっています。

🌍 TikTok発祥、世界中に広がった、誰のものでもないミーム

このブームのきっかけは、2025年1月ごろに投稿されたTikTok動画。

現在は削除されていますが、ユーザー「@eZburger401」が初めて投稿したものが始まりとされています。

なお、イタリア発祥ではないそうです。

その後、海外のTikTokを中心に一気に拡散し、2025年4月ごろからは日本のSNSでも注目されるようになりました。

興味深いのは、このミームには「公式の作者がいない」こと。

AI画像生成ツールや動画編集アプリを使って、世界中のユーザーが自由にキャラクターを作り出しています。

つまり、「誰の作品でもあり、誰のものでもない」集合的な文化なんですね。

🧩 キャラクターデザインの特徴

イタリアン・ブレイン・ロットに登場するキャラクターたちは、どれも一言で言うと「キモかわいい」です。

くまひげ
くまひげ

え、かわいい…? かわいくはない…か???

AIによって生み出されるため、

  • 「動物 × 果物 × 家電 × 日用品」といった、普通では考えつかないようなハイブリッドな組み合わせ
  • 「ピッツァ・ドリアーノ・カタストローフィ」みたいな、やたら長くて意味不明な名前

のキャラクターばかりです。

そんな混沌とした世界観が、「脳がバグる」と評される理由でもあるんですね。

⚖️ 著作権と、グレーゾーンな商品化

「イタリアン・ブレイン・ロット」は、
AIが自動生成したキャラクターのため、著作権は存在しません。

つまり「誰の作品か」を特定できないのです。

ぬいぐるみやフィギュア、トレーディングカードなどのグッズも多く登場していますが、
多くは非公式で、権利があいまいなまま販売されているのです。

筆者の家にもいる、アイツ

筆者の家にいる男の子も、例に漏れず「あの謎の生き物たち」が大好きです。

すでに家の中にはアイツらが何体かいる……。

で、改めて思うんですよ。

くまひげ
くまひげ

なんやこれええーーー😱😱😱!!!

名前を教えてもらっても、全然覚えられません。

でも、知ってしまったら最後、たぶん好きになっちゃうと思います。

名前の語感が面白いし、見た目もおかしい(褒めてる)。

この組み合わせとか、考えた人すごいですね!

どうやって考えたのこれ?(AIだってば)

「イタリアン・ブレイン・ロット」のフィギュア
「イタリアン・ブレイン・ロット」のフィギュア
  • チンパンジーニ・バナニーニ (Chimpanzini Bananini)
    チンパンジーとバナナのハイブリッド。
    チンパンジーとバナナを合わせるのは、なんとなく発想としてわかります。
  • フリゴ・カメロ (Frigo Camelo)
    ラクダと冷蔵庫のハイブリッド。
    なんでラクダと冷蔵庫を合わせようと思ったんでしょうか。
  • リリリ・ラリラ (Lirili Larila)
    象の顔、サボテンの体、2本の巨大なサボテンの足、そしてサンダルを履いている。
    このフィギュアだと下半身がスイカみたいだけど、本当はサボテンなんですね。
  • ブルブル・パタピン (Brr Brr Patapim)
    テングザルのような顔と木の幹の体、人間の手足を持つ、森の妖精のようなキャラクター。
    すごいデザイン!なんで足がでっかいのに、腕はこんなに細くて小さいの???
  • トゥントゥントゥンサーフール (Tung Tung Tung Sahur)
    人間のような長い手足に不気味な笑顔を浮かべ、野球のバットを持つ木製のキャラクター。
    ぬいぐるみだと分かりにくいけど、ちゃんと画像で見たら木なんですね、マンガ肉かと思ってました。
「イタリアン・ブレイン・ロット」のぬいぐるみ
「イタリアン・ブレイン・ロット」のぬいぐるみ

もうちょっとかわいい感じのブレインロットもいるはずだけど、うちにいるのはこんなのばっかり…。

カプチーノとか、ハムスターとか、ネコちゃんのとかがよかったなぁ…。

で、もっとびっくりしたのが、これ、版権がないですって???

つまり、誰でもグッズを作れるし、著作権を気にせず画像を使えるということです。

例えば、筆者が新しいキャラクターを作ったら、仲間に入れてもらえるってことですか???

もともとは72体から始まったらしいですが、新しいキャラクターが増え続けていて、
今では1000体以上が観測されているそうです。

公式図鑑のキャラクターも、216種類にまで増えています。
(2025年10月現在)

くまきゅん
くまきゅん

版権ないのに、なんの「公式」なんだってばよ

1000体以上存在するうち、中でも人気のキャラクターたちが、
版権もなく勝手にグッズ化されているっていうことなんですね。

くまひげ
くまひげ

そのグッズが筆者の家の中にもいるってことなんじゃね

「イタリアン」だけどイタリア発祥ではなく、世界中のネットユーザーがAIで自由に生み出していった、集合的なカオス。

……未知の世界に足を踏み入れた感覚です。

まとめ

「イタリアン・ブレイン・ロット」は、AIが生み出したカオスなキャラクターたち。

筆者の家にもすでに侵入を果たしてしており、名前も見た目もツッコミどころでいっぱいです。

それでも、見ているうちに不思議と愛着がわいてしまう。

著作権もなく、世界中の人が次々と新キャラを生み出している今、このカオスで中毒性のあるキャラクターたちが、どこまで増えていくのか楽しみになりつつあります。

何がウケるかわからない。

ネットの世界って、面白いですね!

くまきゅん
くまきゅん

ハマったら最後だよ!気をつけて!

くまひげ
くまひげ

わしもサーモンとアザラシと合体してみたいのう